多くの美容学生・美容師さんが夢にみる「海外で美容師をしたい!!」
私は「海外で美容師したい」と思っていたわけではなく、「海外で暮らしてみたい」「せっかくの一度きりの人生なら美容師以外の仕事もしてみたい」と思い、オーストラリアとニュージーランドのワーキングホリデーへ行きました。
もちろんハサミ・ケープ・バリカンは持って行ったので、美容院で働かなくても「美容師なの?じゃあ今度切ってよ!」といろんな国籍のワーホリ仲間の髪をカットしていました。
でもやっぱりせっかく海外で暮らしていたら経験としてちゃんと美容院でも働いてみたい!ということで英語にも自信が出てきた2年目のオーストラリアワーホリで挑戦。ローカルサロンと日系美容院両方を、合計8か月働きました。
海外で働くといったらエージェントを使わなきゃ?ワーホリ?英語ができないとダメ?旅人美容師とかもいるよね?
海外に出てみて改めて知った「海外で美容師がしたい!」の夢を叶える方法をお伝えいたします。
もくじ
「海外で美容師がしたい!」の夢を叶える方法
- ワーホリで日系美容院
- ワーホリで現地のローカルサロン
- リクエストQJの美容師留学で海外へ行く
- 海外支店のある日本の美容院で働く
- 日本からワークビザを取得してその国へ行く
- 旅やワーホリで路上カット
- 孤児院などのボランティアカットに参加する
1.ワーホリで日系美容院
これが一番簡単な方法だと思います。オーストラリアでもカナダでも、大きな都市に行けば必ず数件日系美容院があります。私の知り合いや、私が働いていた日系サロンでも、英語があんまり話せない人でもすんなり受かっていました。(※スタイリスト)なぜかというと、お客様がほとんど現地に住んでいる日本人だからです。少し英語が話せるようになれば、アジア人。そう、簡単だけどなかなか現地人のお客様に入客できることはありません。
お給料も足元を見られている場合が多いので、パースでは最低賃金、シドニーやメルボルンではそれ以下も。
2.ワーホリで現地のローカルサロン
英語にある程度自信が持てたら、(完璧じゃなくてもちろんOK!)レジュメを持ってガンガン現地の美容院へアプローチしましょう。大都市であれば、ハードルが低いのは$10カットやチェーン店の安いサロン。意外とショッピングモールに入っているサロンがねらい目です。理由はフリーのお客様が多いから。最初はカット、次にシャンプーブロー。よっぽど信頼されてきたらアジア人のカラー、そしてブロンドヘアのカラーとなるでしょう。
そして募集してたらラッキーが田舎の美容院。とにかく人がほしいので雇ってくれやすい&お客様がローカルの人ばっかり。オーストラリアだったらgumtreeに求人が載っていることもあります。ある程度英語ができることが必要です。
ちなみに・・・日本人の技術は世界一ではありません。→海外で美容師をしたい!日本でやるべきこと(coming soon)
プールマガジンでも書かれていました。→日本人美容師は世界で通用すると勘違いしている。
3.リクエストQJの美容師留学で行く
私も最初は説明会へ行きました。午前中は語学学校へ通い、午後から提携の美容院でサロンワーク。完全ローカルなのか日系サロンなのかは・・・おそらく後者です。最初の労力をお金で解決することになりますが、現地では自分次第。リクエストQJ海外サポート
4.海外支店のある日本の美容院で探す
全国展開している美容院や、都内では個人店でも、海外の店舗を持っているサロンはいっぱいあります。日本で海外で働くための技術・言葉を教えてもらえる場合もありますし、ビザサポートなどもしてくれるでしょう。委託美容院でもあります。
5.ワークビザを取得して行く
ワーホリだと、年齢制限がありますよね。もしくはワーホリ制度がない国も。
そんな場合は、ワークビザを出してくれるサロンがいろんな国にあります。そこもやっぱり日系サロンが確実。そこでのスタッフやお客様の国籍は、その国・サロンによりさまざまです。
例:オランダ assort マレーシアNumber 76 シンガポールmichaela
※求人が終了している場合もあります。
「興味のある国・求人・美容師・ビザサポート」などで検索してみましょう。
イギリスやオーストラリアは美容師免許が必要ないので語学と技術に問題がなければすぐ働けますが、アメリカは州ごとに免許が違ったりと、国によって免許を取得しなおさなければいけません。
また、ビザサポートを受けたら簡単には辞められないので、一度旅行などでその国で生活できるか等行ってみた方がいいと思います。
6.旅やワーホリで路上カット
旅人美容師で有名な桑原淳さんや、ほかにもいろんな国で旅をしながらカットをしている人もいますね。
勤めるわけではないので美容師免許の心配はありませんが、路上パフォーマンスを禁止されている場所・申請が必要な国・それによってチップをもらうことは禁止の国などその土地によってルールは違うので、きちんと確認してから行いましょう。
わたしは路上でカットをはじめる勇気はなかったですが、ワーホリ中は個人的に予約を取っていろいろな場所でカットをしていました。
7.孤児院などのボランティアカットに参加する
時期などによっては会社・個人でカンボジアやフィリピンの孤児院へ行ってボランティアでヘアカットをしようというのがあったりします。既に行ったことがある人と一緒にいけるので心強いですね。
個人的に行かれる場合はあちらの都合もあるので、きちんとアポイントをとってからにしましょう。
海外ボランティアで有名なJAICAは美容師の募集が少ないけどありますが、現地の人をカットをしに行くのではなく、現地の美容学校の先生になる感じのようです。
海外で美容師をするのは、いくつもやり方がある
自分のスキルアップのためなのか、日本での技術を生かしたいのか、そのまま海外でやっていきたいのか、経験としてなのか。
目的によって、同じ「海外で美容師をしたい」でもやり方は変わってきます。イギリスにワーホリで行くのが全てではないです。
どれにしても、基本的にはスタイリストになってから、ある程度貯金してから行った方がいいと思いますが、あとにあとになればモチベーションが下がるのも事実。自分のベストなタイミングを逃さないように夢を叶えましょう!